オーストラリア南東部に待望の豪雨、森林火災の3分の1が鎮火

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鉄道の枕木を消火する隊員ら=1月6日、豪州/Brett Hemmings/Getty Images

鉄道の枕木を消火する隊員ら=1月6日、豪州/Brett Hemmings/Getty Images

(CNN) 大規模な森林火災が続くオーストラリアで、南東部のニューサウスウェールズ州が待望の豪雨に見舞われ、州内で続いていた火災の約3分の1がわずか1日で鎮火した。同州消防局が明らかにした。

州内では5日の時点で62件の火災が続いていて、うち20件は延焼を食い止めることができていなかった。

しかし6日夜までに火災の件数は42件に減り、延焼が食い止められない火災は17件に減った。

消防当局は、「ニューサウスウェールズ州の各地で雨の到来を歓迎している。州の北部ではかなりの降雨があった。週末にかけてこの雨が降り続き、州南部の火災現場にも到達することを願う」とフェイスブックに投稿した。

この雨を利用して、消防士など約1200人が活動に当たっている。

所によっては24時間で100~150ミリの雨量を観測した地域もあり、オーストラリア南東部の沿岸ではさらに雨が降ると予想されている。

気象庁によると、北部のクイーンズランド州ブリスベンからビクトリア州メルボルンにかけての広い地域で、今後数日にわたって100~150ミリの降雨が予想される。ただ、特に沿岸部では洪水が発生する恐れもあるとして警戒を呼びかけている。

オーストラリアで森林火災のシーズンが始まった昨年7月以来の死者は20人を超え、広大な面積が焼失した。シドニー大学の専門家は、火災のために死んだ動物は全土で10億匹を超すと推計している。

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