ミャンマーでWHOの車両に攻撃、2人死傷 検体を運搬中
(CNN) 世界保健機関(WHO)は21日、ミャンマーで新型コロナウイルス検査の検体を運んでいたWHOの車両が攻撃を受け、運転していたスタッフが死亡、政府当局者1人が重傷を負ったことを明らかにした。
WHOの発表によると、攻撃は20日に西部ラカイン州で起きた。ロイター通信は銃による攻撃だったと伝えている。
WHO東南アジア地域事務所のケトラパル・シン事務局長は「医療従事者へのあらゆる身体的、精神的暴力や言葉による暴力」を非難。治安状況の悪い地域や遠隔地で命を救おうと尽力するスタッフらは「極度の困難」に直面していることが、改めて浮き彫りになったと述べた。
国連のグテーレス事務総長も声明で攻撃を強く非難し、透明性のある全面的な調査を求めた。