新型コロナの起源は動物の可能性大、研究所説を否定 WHO
(CNN) 世界保健機関(WHO)は23日までに、新型コロナウイルスの起源についてコウモリなどとされるとし、「研究所で操作や創出されたものではない」ことを示唆するあらゆる証拠があるとの見解を示した。
WHOのファデーラ・シャイブ報道官が会見で述べた。「この段階でウイルスの起源を正確に突きとめることは不可能」と指摘。その上で入手し得る全ての証拠は野生の動物に由来することをうかがわせていると説明した。
さらに、多くの科学者がこのウイルスの遺伝的な特徴を研究してきたとし、「彼らは研究所で創出されたものではないことを示す証拠を見つけた」とも続けた。
シャイブ報道官は、ウイルス源の特定については「偽りの仮説」ではなく事実に基づくべきだとも強調した。
新型コロナウイルスについてはトランプ米政権内で中国の武漢ウイルス研究所が感染源との見方が最近出ている。同報道官の今回の発言はこれを打ち消す形ともなっている。