食肉処理場で集団感染、従業員650人が新型コロナ陽性 独
(CNN) ドイツ西部の食肉処理場で働く従業員650人が、新型コロナウイルスの検査で陽性反応を示したことが19日までに分かった。
処理場はノルトライン・ウェストファーレン州のギュータースローにある。所有する企業は17日午後に処理場を閉鎖した。
同社の品質管理担当責任者は記者会見で、過去数週間に多くの外国人労働者が処理場内で働くようになっていたと説明。これらの労働者がウイルスを運んできた可能性があるとしたうえで、従業員と彼らの福祉が同社の優先事項だと強調した。
ただ処理場内の状況については、従業員同士の距離を保つのが難しいことを認めた。
ギュータースローの自治体は18日からすべての介護施設と学校を閉鎖したものの、地域全体の封鎖措置には踏み切っていない。
ドイツ各州の合意では、新規感染者が7日間で住民10万人当たり50人を超えると、自治体は感染拡大の封じ込め策の実施を検討するべきとしている。
メルケル首相は17日、国内における大規模イベントの禁止を早くても10月末まで延長すると発表した。