15歳少女と弟、両親殺したタリバーン戦闘員を殺害 アフガニスタン
カブール(CNN) アフガニスタンのゴール州で、反政府勢力タリバーンに両親を殺害された15歳少女と弟が、タリバーンの戦闘員2人を殺害した。ゴール州の当局者が22日、CNNに明らかにした。
当局者によると、タリバーンの戦闘員を殺害したのはカマル・グルさん(15)と弟のハビブラさん。自宅が襲撃された際に、自動小銃AK―47で反撃したという。
部族の幹部で政府の支持者だった2人の父親と母親は、現地時間の16日午前1時ごろ、同州タイワラ地区で武装勢力によって殺害された。
州当局者によると、グルさんと弟は今、「安全な場所」にいるという。居所は明らかにしなかった。
米国とタリバーンは2月29日、アフガン駐留米軍の完全撤退を盛り込んだ和平合意に署名した。
しかし、米国防総省のアフガニスタン復興特別監察官によると、その後数カ月の間に、タリバーンはアフガニスタンに駐留する米同盟国に対する攻撃を、通常以上に強めている。