園児の食事に毒混入、幼稚園教諭に死刑判決 中国

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園児の食事に毒を混入したとして教諭に死刑判決が言い渡された/yipengge/Getty Images

園児の食事に毒を混入したとして教諭に死刑判決が言い渡された/yipengge/Getty Images

香港(CNN) 中国・河南省の幼稚園で園児の食事に毒物を混入させた罪に問われた教諭が28日、同省の裁判所で死刑を言い渡された。

事件は昨年3月末に発生。園児25人が毒を盛られ、このうち1人が死亡した。

調べによると、教諭の王雲(ワンユン)被告は別の教諭と園児への対応をめぐって口論になり、この教諭が担当する園児たちの給食に、オンラインで購入していた亜硝酸塩を混入させた。

亜硝酸塩は肥料や保存料、弾薬などに含まれる成分で、大量に摂取すると体内の酸素運搬が阻害される。

判事は被告の「卑劣で悪質な」犯行動機を非難した。

王被告は2017年2月に夫婦げんかの末、夫のグラスに亜硝酸塩を注いで見つかった前歴があるが、この時は大事に至らなかった。

中国北部の内モンゴル自治区にある幼稚園では最近、園児8人の頭や体に不審な針の跡が見つかった。園児らは親たちの問い掛けに対し、担任の教諭に叱られて「つまようじ」や「赤い針」で刺され、家族には話すなと言われたと答えている。

地元警察によると、保護するべき子どもを虐待した疑いで女3人が拘束されたものの、詳細は依然として捜査中だという。

北京では17年、「しつけ」と称して園児4人を針で刺した幼稚園教諭に禁錮1年半の刑が言い渡された。

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