ソマリアのホテル襲撃 5人死亡、10人負傷
ソマリア・モガディシオ(CNN) アフリカ東部ソマリアの首都モガディシオで起きた武装集団によるホテル襲撃で、ソマリア警察によれば、5人が死亡したほか、襲撃犯4人も死亡した。民間人10人も負傷した。
ホテルへの襲撃は1月31日午後5時ごろ発生した。警察の報道官は1日、記者会見で、治安部隊が8時間にわたって武装集団と闘い、ホテル内の立てこもりが終わったと明らかにした。
警察によれば、今回の襲撃では国防相経験者の退役軍人も死亡した。
数十人の市民が治安部隊によって救出された。ソマリアの大統領と首相はそろって襲撃を非難し、大切な人を失った遺族に弔意を示した。
国際テロ組織アルカイダ系の「シャバブ」が傘下の報道機関を通じて関与を認める声明を出した。CNNはこの声明の信ぴょう性を確認できていない。
今回襲撃を受けたホテルは国会議員や政治家、治安当局者が頻繁に利用しているが、外国人の利用は多くなかった。
襲撃の理由は不明だが、警察幹部はCNNの取材に対し、襲撃時には軍の司令官や軍高官、議員らがホテル内にいたと語った。