感染再加速、5割は職場で発生 在宅勤務促す ポーランド
(CNN) 新型コロナウイルスの感染拡大がここに来て再加速するポーランドは25日までに、感染拡散は主に職場が舞台になっていることを示す最新データに基づき国民に対し在宅勤務に転じるよう訴えた。
同国のアダム・ニージェルスキー保健相は記者会見で、最近3日間における感染拡散の場所に関する報告書を引用し、約5割が職場に根差していたことが判明したと主張した。
保健相とマテウシュ・モラウィエッキ首相は同国ラドムの新型コロナ対応の臨時治療センターを訪れた後、会見に臨んだ。首相は過去数週間の感染者数の増大に危機感を表明し、活動制限などの予防策を引き続き順守するよう国民に促した。
首相は若年層も同様に感染から免れていないと指摘。「40~50歳以下の国民の入院率が増えている」とし、「死去に至る深刻な症状につながる事例がある」ともした。
また、保健省は24日、感染による死亡者は同日、575人と1日当たりでは過去最高を記録したと報告。新規感染者は2万9978人でコロナ禍が始まって以降、最多級の水準ともなった。
保健省によると、累計感染者数は212万人を超え、犠牲者数は5万人を上回っている。