カリブ海の島で差し迫った噴火の兆候、住民に避難命令
(CNN) カリブ海の島国セントビンセント・グレナディーン諸島でスフリエール山の噴火活動に変化が観測され、ラルフ・ゴンザルベス首相が8日、災害警報を発令した。
同国の国家緊急事態管理局(NEMO)によると、同国最大の島、セントビンセント島には噴火が差し迫った状態にあることを意味するレッドアラートが出された。
西インド諸島大学地震研究センター(UWI―SRC)によると、同島では十数地区の住民約6000~7000人に避難命令が出された。
セントビンセント島の観測所では現地時間の午前3時ごろ、火山性微動が観測され、続いて午後1時までに4回の微動が観測された。こうした地震の兆候は通常、地表近くでの溶岩や流体の動きに関連して発生する。