反体制派指導者アレクセイ・ナバリヌイ氏は「ひん死」の状態か ロシア

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反体制派指導者アレクセイ・ナバリヌイ氏。支持者らによれば、収監中のナバリヌイ氏は体調が悪化し、「ひん死」の状態にあるという/Kirill Kudryavtsev/AFP/Getty Images

反体制派指導者アレクセイ・ナバリヌイ氏。支持者らによれば、収監中のナバリヌイ氏は体調が悪化し、「ひん死」の状態にあるという/Kirill Kudryavtsev/AFP/Getty Images

(CNN) ロシアで収監されている反体制派指導者アレクセイ・ナバリヌイ氏の広報担当者らが、同氏は容体が悪化して「ひん死」の状態だと主張している。

ナバリヌイ氏を支援する野党系医師組合の責任者は17日、ロシア刑務当局にあてた書簡をツイッター上で公開した。

担当医らは最新の検査結果に基づき、ナバリヌイ氏は腎不全を起こしたり、心臓に異変を来したりする危険性が高いと指摘している。

書簡では、同氏を命にかかわる重篤な状態から救うために、収監先の医療班と話し合い、診察の許可を得たいと強く訴えた。

ナバリヌイ氏の広報担当者で自宅軟禁中のキラ・ヤルミシュ氏も、支援者らを通したフェイスブックへの投稿で、同氏が1日を争うひん死の状態にあると訴え、解放を求める大規模な集会の準備を進めていると強調した。

ナバリヌイ氏は収監先の刑務所で適切な医療が受けられない待遇に抗議し、ハンガーストライキを続けている。16日には、血液検査で健康状態の悪化を示す結果が出たと訴えていた。

刑務当局はCNNに対し、同氏は今月5~9日に医療棟で手当てを受けたが、体調が改善したため通常の配置に戻ったと説明していた。

一方、モスクワの検察は16日、同市の裁判所に対し、ナバリヌイ氏が率いる反汚職団体FBKを「過激派」団体に指定するよう求めた。

ロシア国内法によると、過激派指定が承認された場合、対象の団体は非合法化されて解散を命じられ、活動を続ける者には最大で禁錮10年の刑が言い渡される。

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