ウクライナ大統領、ロシアのプーチン大統領に会談呼びかけ
ウクライナ・キエフ(CNN) ウクライナのボロディミル・ゼレンスキー大統領は20日、ロシアのウラジミール・プーチン大統領をウクライナ東部に招いて会談することを提案した。紛争が続く同地では、この数週間の間に緊張が高まっている。
ゼレンスキー大統領は20日夜に行った演説の中で、プーチン大統領に対して同地の停戦回復を促し、「何百万もの命」がかかっていると強調。「戦争が起きているウクライナのドンバスのどこででも会談する用意がある」とプーチン大統領に呼びかけた。
ウクライナ東部の国境沿いにはロシア軍が集結し、緊張が高まっている。同地では政府軍とロシアを後ろ盾とする分離独立派の衝突が2014年から続く。
米国の推定によると、ロシア軍は40以上の大隊戦術グループをウクライナとの国境沿いに移動させており、4万人規模の兵力が集結している可能性がある。ロシア軍がこれほどの規模で集結するのは、2014年にロシア軍がウクライナに侵攻してクリミア半島を併合して以来。
ロシア国防省は20日、両国に面した黒海での演習に、20隻以上の艦船が参加したと発表していた。