ロシアのプーチン大統領、2036年まで続投可能に 法改正に署名
モスクワ(CNN) ロシアのプーチン大統領(69)は5日、自身が2036年まで続投することを可能にする法改正案に署名した。
法改正により、プーチン氏は24年までの任期が満了した後も、6年の任期をあと2期務めることが可能になる。
ロシアでは昨年、この条項を含む憲法改正案をめぐって国民投票が実施され、賛成多数の結果が出ていた。
現行の憲法では大統領の連続3選が禁じられていた。プーチン氏はこれを回避するため、2期目満了後の2008~12年は首相の座に就き、側近のメドベージェフ氏に大統領を務めさせた。その後大統領職に復帰し、現在は通算4期目の半ばにある。
ロシアの野党勢力はプーチン氏の長期続投に加えて、反政権活動家アレクセイ・ナバリヌイ氏の拘束に強く反発し、抗議デモを展開してきた。
ナバリヌイ氏は刑務所でハンガーストライキを続行中だ。5日には支援者を通したインスタグラムへの投稿で、刑務所内の劣悪な衛生環境を指摘。結核患者が続出し、自身も発熱とひどいせきの症状があると訴えた。
野党系の医師組合は同日、ユーチューブに投稿した動画の中で、医師団が6日に刑務所へ出向き、ナバリヌイ氏への医療提供を求めると発表した。