ナバリヌイ氏が入院した病院の元幹部、行方不明に ロシア
ムラホフスキー氏は昨年8月20日にナバリヌイ氏が運び込まれたオムスクの救急病院の主任医師だった。当時、ナバリヌイ氏の病状について記者会見を行い、同氏の病状について「代謝障害が原因で血糖値が急激に下がった」とする診断結果を発表していた。
ムラホフスキー氏がオムスク地域の保健相に昇格した際、ナバリヌイ氏はSNSへの投稿で「嘘や偽の検査結果を用意して上司を喜ばせれば、褒美をもらって昇進できる」と皮肉った。
ナバリヌイ氏を治療したオムスク救急病院では、当時の副医長だったセルゲイ・マキシミーシン医師が今年2月に55歳で突然死していた。さらに、同病院の幹部だった別の医師も今年3月に63歳で死亡している。この医師はナバリヌイ氏の治療に携わっていたか不明だが、病院によると昨年12月に脳卒中となり回復しなかったという。