先住民マオリの議員、議場で「ハカ」踊って退場 NZ
(CNN) ニュージーランド議会で12日、先住民マオリの議員が先住民の権利に関する審議の最中に伝統の踊り「ハカ」を踊り、議場から退場させられた。
退場させられたのはマオリ党共同党首のラウィリ・ワイティティ議員。ジャシンダ・アーダーン首相の質疑応答を遮って、野党の言動が人種差別的だとして非難した。
議長との緊迫した応酬を経てマイクのスイッチを切られたワイティティ議員は、ハカを踊り始めて即座に退場を命じられた。
ハカはニュージーランドでラグビーの試合前などに披露されるマオリ伝統の踊りで、戦いを前にして相手に立ち向かう掛け声の意味合いがある。