コロナ感染拡大の台湾、外国人の入境禁止 ワクチン開発急ぐ
(CNN) 新型コロナウイルスの感染拡大が新たにぶり返している台湾の中央感染症指揮センター(CECC)は外国人の入境を禁止する暫定的な措置を19日から開始するとの方針を明らかにした。
今年6月18日まで続ける予定。ただ、禁止措置は感染状況や打ち出した対策の有効性を見極めながら随時調整していくとも述べた。
緊急の要件や人道的な理由がある個人が入境の許可を得た場合は対象外にするともした。
台湾は最近、1日の新規感染者数がコロナ禍が始まって以降、過去最多を記録するなどの事態に直面している。今月17日の場合、新規感染者数は少なくとも335人で、このうち333人が域内感染となっていた。
一方、台湾の蔡英文(ツァイインウェン)総統は20日までに、新型コロナ用の2種類のワクチンの開発を現在進めており、早ければ今年7月末にも利用出来るとの見通しを示した。
2種のワクチンは臨床試験の第2段階を終了しつつある局面にあり、政府が支援を続けるとも述べた。
CNNの19日段階での調べによると、台湾でのワクチン接種率は世界でも最低水準の1つで、総人口約2300万人のうちの1%以下となっている。