ベラルーシ活動家、法廷で喉かき切る 当局に脅迫されたと訴え

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裁判所から搬送されるラティポフ被告=1日、ベラルーシ・ミンスク/RFE/RL/Reuters

裁判所から搬送されるラティポフ被告=1日、ベラルーシ・ミンスク/RFE/RL/Reuters

(CNN) ベラルーシの首都ミンスクの裁判所で1日、活動家の男性が当局に脅迫されたと訴えて、法廷で自らののどを突き刺した。人権団体が明らかにした。

人権団体によると、活動家のステファン・ラティポフ被告は抗議運動を組織した罪や逮捕に抵抗した罪に問われて公判に出廷し、証言の中で同国内務省の組織犯罪対策機関から脅迫されたと主張。「もし罪状を認めなければ、私は凶悪犯と一緒に投獄され、私の親族や近隣の人に対する犯罪捜査が開始されるだろうと警告された」と訴えた後、のどをかき切ったという。

ラティポフ被告はこの日のうちに手術を受けた。重要な臓器は損傷していないという。

ラティポフ被告は昨年9月、ミンスク市内の庭園で政治壁画をめぐって警察にとがめられ、拘束されていた。

ベラルーシの野党指導者スベトラーナ・ チハノフスカヤ氏はラティポフ被告について、「自ら罪を認めなければ家族が迫害されると脅された。これはベラルーシの国家テロ、抑圧、拷問の結果だ。直ちに止めなければならない」と訴えた。

チハノフスカヤ氏自身、昨年8月の大統領選挙後にベラルーシから出国していた。対立候補として臨んだチハノフスカヤ氏に対し、現職のアレクサンドル・ルカシェンコ大統領は80%を超す票を獲得したと主張していた。

ベラルーシでは先週、国外に亡命していた反体制派のジャーナリスト、ロマン・プロタセビッチ氏と学生のソフィア・サペガ氏が拘束され、国際社会の非難の的になった。2人が乗ったライアンエアの旅客機は、ギリシャからリトアニアに向かう途中、ミンスクの空港に強制着陸させられていた。

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