拘束後初の映像、ベラルーシ反体制派「暴動を組織したと認める」 撮影強制の見方

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緊急着陸したライアンエア機の乗客の荷物を調べる探知犬=23日/ONLINER.BY via AP

緊急着陸したライアンエア機の乗客の荷物を調べる探知犬=23日/ONLINER.BY via AP

(CNN) ベラルーシが23日に欧州格安航空大手ライアンエアの旅客機を首都ミンスクに緊急着陸させた件で、着陸後にベラルーシ当局によって逮捕された反体制派ジャーナリスト、ロマン・プロタセビッチ氏(26)が動画に登場した。同氏の動画が公開されるのは逮捕後初めて。

動画は24日夕、親政府系のSNSチャンネルに投稿された。プロタセビッチ氏はこの中で「(内務省)職員の私に対する態度は可能な限り適正であり、法律を順守したものだ」と語っている。

また「私は引き続き捜査に協力しており、ミンスクで大規模な暴動を組織したことを認める」とも述べた。同氏の支持者からはこの動画について、強要された状況で撮影が行われたと見ている。

緊急着陸したライアンエア機の乗客の荷物を調べる探知犬=23日/ONLINER.BY via AP
緊急着陸したライアンエア機の乗客の荷物を調べる探知犬=23日/ONLINER.BY via AP

プロタセビッチ氏は亡命中、ルカシェンコ大統領の26年に及ぶ統治に反対する活動を行っていた。同氏は反政権デモの動員に使われたメッセージアプリ「テレグラム」のチャンネル「ネクスタ」の創設者で、昨年には「公共の秩序を著しく乱す大規模暴動と集団行動を組織した」疑いで訴追されていた。

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