中国、大規模なミサイル格納庫網を建設中か 衛星画像で判明

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建設中のミサイル格納庫の拡大画像/Courtesy Planet Labs Inc./Center for Nonproliferation Studies

建設中のミサイル格納庫の拡大画像/Courtesy Planet Labs Inc./Center for Nonproliferation Studies

新たなミサイル施設の建設が報じられたのは、中国の習近平(シーチンピン)国家主席が共産党創立100年の記念式典で演説する前日だった。習氏は演説で、中国の台頭は「歴史的に不可避」だと述べ、中国はもう外国による「いじめ、圧迫、隷属」は受けないと主張した。

研究者は格納庫とみられる施設120基を特定したものの、現在もしくは将来の使用を示す情報はない。ただ、専門家は3キロ間隔で格子状に配置されたサイロについて、中国のICBM「東風(DF)41」の格納に使われる可能性があるとの見方を示す。

戦略国際問題研究所(CSIS)のミサイル脅威プロジェクトによると、DF41は推定1万2000~1万5000キロの射程を持ち、それぞれ独立した目標を設定した核弾頭を最大10発搭載できる。

同プロジェクトのウェブサイトは「(DF41は)30分以内に米国に到達できるようになると予想されている」と指摘する。

中国は2019年、移動式発射装置に搭載したDF41を公開したものの、実戦配備はまだ確認されていない。

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