中国水害の死者302人に、被災地でデルタ株感染も
市中心部の道路のトンネルでも、立ち往生した車の中で6人が死亡した。現場では救助隊が何日もかけて排水作業にあたった。
中国国務院(内閣に相当)は洪水に関する調査チームを設け、対応に職務怠慢がなかったかどうかを調べて法的責任を追及すると表明した。
国営新華社通信によると、鄭州市では2日、デルタ株の市中感染による発症者13人と無症状感染者50人が確認された。感染のほとんどは市内にある病院とその周辺で起きたとみられる。
中国では7月末に南京の空港で清掃員9人の感染が見つかってから、国内の少なくとも16省で市中感染が報告されている。その大半がデルタ株と確認されたが、鄭州市のクラスター(感染者集団)との関連は明らかでない。