タリバーン、アフガン5つ目の州都を制圧

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戦闘によって破壊された店の前にたたずむ人たち=8日、アフガニスタン北部クンドゥズ/Abdullah Sahil/AP

戦闘によって破壊された店の前にたたずむ人たち=8日、アフガニスタン北部クンドゥズ/Abdullah Sahil/AP

(CNN) アフガニスタン各地で攻勢を強める反政府勢力タリバーンが北東部タハール州の州都タロカンを制圧した。現地の記者が9日、CNNに確認した。タリバーンが掌握した州都は5つ目となる。

米国が率いる外国軍隊の撤退完了が近づく中、タリバーンは各地で勝利を重ねている。

一方で、市民の犠牲への懸念も高まっている。国連児童基金(ユニセフ)によると、過去72時間でアフガン全土で少なくとも子ども27人が死亡し、136人が負傷した。激しい戦闘が続くカンダハル州での死傷者が多いという。武装集団によって子どもが徴兵され、紛争に巻き込まれるケースが増えているとの報告もあるとしている。

タリバーンはこれまでにアフガン各地の州都を制圧。6日にイラン国境付近のザランジ、7日にトルクメニスタン国境に近いシェベルガーンを掌握。8日には北部の要衝で人口37万5000人の大都市クンドゥズを押さえ、北部サリプルの大部分も支配した。

米軍はこの1週間、タリバーンの進軍を防ごうと空爆を増やしている。タリバーンはヘルマンド州で病院や高校などの民間施設が爆撃を受けたと米国を非難した。CNNはこの主張を独自に検証できていない。

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