15歳少女が出産中に死亡、コロナで深まる児童婚の闇 ジンバブエ
ジンバブエ女性問題相が3月に行った議会証言によると、今年1月~2月5日にかけては、5000人近い10代少女が妊娠し、児童婚は1174件に上った。
特に地方では10代の少女の妊娠が減っていないと女性問題相は指摘し、「男性はこの行為をやめるべき」と強調。教会による10代の少女虐待に対しても、当局が行動を起こす必要があると訴えた。
10代で結婚させられ、教育も受けられなかった少女たちは、生涯にわたる苦痛と貧困を背負わされることもある。
フェイスさんはCNNの取材に対し、15歳で学校を退学して、26歳の男性との結婚を両親に強要されたと証言した。
学校へ戻る希望は全て失ったとフェイスさんは言う。夫は金鉱で働いていて、何週間も顔を合わせないこともある。2人とも低賃金で、一家の生活を支えるのがやっとだという。
別の17歳の友人は、両親が離婚して15歳で結婚したと証言。妊娠中の16歳の女性は、夫が金鉱労働者で、自分の賃金を合わせても生活が苦しいと訴えた。
別の女性は家計のやりくりのことで口論になって夫に殴られることもあるといい、「空腹を訴えると夫が腹を立てる。この家庭に平和はない」と声を詰まらせた。