アウシュビッツ収容所の「入れ墨器具」が競売に 生存者から怒りの声
競売会社は手数料を25%に設定する考えだが、アウシュビッツの生存者はこれを犯罪的と批判。96歳の生存者の男性は「もし本当なら犯罪だ」と述べ、自身の腕から切除した数字の入れ墨の写真を見せた。
競売商は今回の競売について、意識啓発や入れ墨器具が適正な持ち主の手に渡るようにするためと説明している。
ただCNNの記者は、不正な所有者の手に渡ることを心配するなら、博物館に寄贈すべきだと指摘し、アウシュビッツに4年間収容されていた自身の祖父も「1088」という入れ墨を刻印されていたと語った。