台湾から中国へ逃亡の殺人事件容疑者、現地の隔離措置で身動きとれず
CNAは中国公安部がCIBからの送還要請を受け取ったと伝えている。
CIBは中国当局と交渉中だとして、送還の進展に関するコメントを控えた。
容疑者の中国への逃亡が中国国営メディアでも報じられたのを受け、同国版ツイッター「微博(ウェイボー)」では関連する投稿の閲覧回数がこれまで計3億回近くに達している。
あるユーザーは「(容疑者は)台湾警察の逮捕は免れても、中国本土の防疫対策からは逃れることができない」と書き込んだ。
また中国政府が台湾の統治権を主張する機会になり得るとして、事件の裁判が中国本土で行われることを期待する声も上がった。
中国国務院台湾事務弁公室の報道官は24日の記者会見で、銃撃事件の報道に言及。ただ詳細については明らかにせず、「現在詳しい状況の裏付けを行っている」と述べるにとどめた。