英アンドルー王子、性的虐待訴訟の原告女性と和解

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英アンドルー王子(左)、バージニア・ジュフリー氏(中央)、ギレーヌ・マクスウェル被告(右)/ Florida Southern District Court

英アンドルー王子(左)、バージニア・ジュフリー氏(中央)、ギレーヌ・マクスウェル被告(右)/ Florida Southern District Court

アンドルー王子はこうした虐待を繰り返し否定してきた。

ジュフリー氏はニューヨーク州が2019年に制定した、児童性的虐待事件での時効を延長する法律に基づき提訴した。先月には判事が訴え却下の申し立てを退け、アンドルー王子の宣誓供述が来月10日に予定されていた。

長引く性的虐待の訴えを受けて、アンドルー王子は19年後半に公務から退いた。先月の裁判所の判断を受け、軍の肩書などもはく奪されていた。

英バッキンガム宮殿は、和解はアンドルー王子とその弁護団の問題だとして、王室として和解へのコメントはしないと述べた。

ジュフリー氏の弁護士は、同氏が和解を「非常に喜んでいる」と発表。弁護士も「法が最も弱き者に正義をもたらす」との信念で行動し、実を結んだと語った。

エプスタイン元被告は州の買春罪で08年に罪を認め、19年には連邦の性的人身売買容疑で起訴された。だが、事実審理に入る前に拘置施設内で自殺した。

元恋人のマクスウェル被告は20年に逮捕され、虐待のスキームを支援した容疑で訴追された。昨年12月に連邦裁判所で、未成年者の性的人身売買を含む5つの罪状で有罪評決を受けている。

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