英女王、オンライン公務を中止 コロナの軽い症状続く
ロンドン(CNN) 英王室は、エリザベス女王(95)が22日にオンラインで行う予定だった公務をキャンセルしたと発表した。女王は新型コロナウイルスに感染し、今も軽い症状が続いているという。
エリザベス女王の新型コロナ感染は20日に英王室が発表していた。
22日の公務は、軽いかぜのような症状が続いていることから中止を決めたが、今後も軽い公務は続けるとしている。
軽い公務とは、君主として書類や手紙に目を通したり返信したりする公務のことと思われる。
王室に近い関係者がCNNに語ったところによると、今後の公務については予定の日が近づいた時点で判断する。
女王の健康状態をめぐっては、高齢であることや、昨年10月の健康問題もあって懸念が再浮上している。しかし検査で陽性と判定された後も、洪水被害に見舞われたブラジルの国民に21日、哀悼の意を伝えるなどの公務は続けている。
英王室では今月10日、女王の長男チャールズ皇太子の2度目のコロナ感染が確認され、数日後にカミラ夫人にも陽性反応が出た。
関係者が20日に語ったところによれば、女王公邸のウィンザー城では最近になって多数の症例が確認されているという。