ロシア各地で6000人近く拘束、反戦抗議4日間で 人権団体が報告
(CNN) ロシアの人権団体「OVDインフォ」は27日、ロシア政府がウクライナ侵攻を命令して以降、反戦の抗議に参加したとして、ロシア当局が同国各地で合計5942人を拘束したと報告した。
最新データによると、27日には57都市で2802人が無許可のデモに参加したとして拘束された。モスクワだけで1275人に上ったという。
28日はこれまでのところ、抗議が起きている様子はないという。
ロシア法では、大規模な集会は許可の申請が必要で、開催する10~15日前に提出する必要がある。許可なく抗議をした人物には多額の罰金が科される可能性があり、収監されるケースもありうる。
個人で単独での抗議を行うことは許されているが、そうした人々の拘束も聞かれない話ではない。
ロシア連邦捜査委員会は24日、反戦抗議への参加は違法だと警告。違反行為は犯罪経歴として記録され「その人物の将来に跡を残すことになる」と述べていた。