バリケード・ライフル銃・ウクライナ国旗、ロシア軍に備えるキエフ
男性は厳しい寒さのなか、他のボランティアとともにシフト制で働いている。この男性は従軍したことはなく、ウクライナ議会のメンバーだった。男性はCNNの取材に対し、「わたしは専門の兵士ではない。しかし、やってみることはできる。全力を尽くすことはできる。そして、もしロシア軍がキエフに入ればそうする」と述べた。
検問所にいる男性の多くは笑顔だった。車が通過すると乗客にあいさつし、手を振り、彼らがどこに向かおうとも旅の安全を祈った。
全員ではないが、市内の路上にいる男性の大部分がライフル銃を携帯していた。彼らは市中心部と郊外を結ぶ道路にそって駐在している。
黄色の腕章が、「領土防衛隊」の一員であることを示している。この部隊はウクライナ軍の一部だが、隊員の大部分はボランティアだ。領土防衛隊にはここ数日で数万人が加わった。
トレーニングウェアのズボンとスニーカーを身につけたとても若く見える人たちもいる。街の防衛隊は凍える寒空の下、市内にいるすべての人たちとともに、これから訪れるであろうあらゆる出来事を待ち構えている。