ロシアとウクライナの代表団、トルコ・イスタンブールで交渉開始
(CNN) 在トルコ・ウクライナ大使館によると、ウクライナとロシア代表団の停戦交渉が29日、イスタンブールで始まった。
同市内にあるドルマバフチェ宮殿での交渉に先立ち、両代表団のトップが対面した。ロシア側はフォミン国防次官が団長を務め、メジンスキー大統領補佐官も出席。ウクライナ側はアラハミア最高会議(国会)議員が代表団を率いる。
仲介役のエルドアン・トルコ大統領は交渉開始にあたり、交渉の実質的な成果を出すべき時がきていると指摘。「この悲劇を止めるのは双方にかかっている」「即時停戦と和平が全員のためになる」と呼び掛けた。
エルドアン氏はまた、両国が抱く「正当な懸念」に理解を示したうえで、双方の懸念に対応できる合意に達することは可能との認識を示した。
エルドアン氏は25日の会見で、交渉中の6項目のうち、4項目で両国の折り合いがついたようだと述べていた。この中には、ウクライナが北大西洋条約機構(NATO)に加盟せず、ロシア語を公用語として受け入れることなどが含まれている。