マリウポリからの住民退避、現地時間23日に予定 ウクライナ当局者
(CNN) 包囲下にあるウクライナ南東部の都市マリウポリで23日、車列による住民の退避が予定されていることが分かった。同市のアンドリュシチェンコ市長顧問が明らかにした。
同氏はテレグラムで、現地時間午前11時、市内のショッピングモールからザポリージャへの住民の退避を開始すると明らかにした。車列の出発は正午になる予定で、ベルディアンスクなどを経由するルートでザポリージャに向かう。
アンドリュシチェンコ氏によると、自家用車で車列に加わることも可能だが、バスに乗れるのは女性と子ども、高齢者のみだという。
当局者によると、数週間にわたって爆撃が続くマリウポリでは依然、住民10万人が避難を必要としている。ウクライナの指導者はロシア側に市民の安全な通過を保証するよう要請しているが、これまで何度か行われた退避の試みは砲撃などで失敗した。