ラジブ・ガンジー元インド首相殺害関与の受刑者釈放 インド最高裁

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釈放され、メディアの取材を受けるA・G・ペラリバランさん/Arun Sankar/AFP/Getty Images

釈放され、メディアの取材を受けるA・G・ペラリバランさん/Arun Sankar/AFP/Getty Images

ニューデリー(CNN) インド最高裁は18日、ラジブ・ガンジー元インド首相の殺害で有罪判決を受けた受刑囚の男性の釈放を認めた。男性は31年間服役していた。

ガンジー氏は1991年5月21日、南部タミルナド州で自爆攻撃で暗殺された。釈放されたA・G・ペラリバランさんはその数週間後に逮捕された。

攻撃は隣国スリランカでタミル人国家の分離独立を目指す反政府勢力によるものとされ、87年のスリランカへのインド軍派遣決定に対する報復だったと見られている。派兵はスリランカ内戦終結に向けた和平協定を履行させるのが目的だった。

ペラリバランさんは当時19歳で、爆弾の電池を購入したとして起訴され、殺人の共謀などの罪で有罪となった。

98年に他の6人の被告とともに死刑判決が言い渡されたが、2014年になって終身刑に減刑されていた。

15年にはペラリバランさんの弁護士が赦免の嘆願を提出し、タミルナド州の州知事に付託されていた。その後何年も回答がなく、弁護士は最高裁に釈放を求める書面を提出。今年3月に最高裁は、ペラリバランさんの長期服役中の行動、受刑中に取得した教育資格、悪化した体調を踏まえて釈放を認める考えを示したが、州知事が赦免の嘆願をコビンド大統領に付託したと主張していた。

最高裁は18日、ペラリバランさんが憲法の規定の下で刑執行を完了したとみなし、釈放を認める決定を下した。ペラリバランさんの弁護士によれば、最高裁は州知事に大統領に赦免の嘆願を付託する権限はなく、州知事が嘆願に対応しなかったと認定した。

タミルナド州のスターリン首相は18日、釈放されたペラリバランさんと面会し、抱き合う様子を映した動画をツイッターで共有した。

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