豪雨で56人死亡、負傷者・行方不明者多数 ブラジル北東部

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土砂崩れが発生した地域で作業を行う消防士やボランティアら/Genival Paparazzi/EPA-EFE/Shutterstock

土砂崩れが発生した地域で作業を行う消防士やボランティアら/Genival Paparazzi/EPA-EFE/Shutterstock

(CNN) ブラジル北東部のペルナンブコ州で、週末にかけての豪雨のために少なくとも56人が死亡、25人が負傷した。今も56人が行方不明になっている。州当局や同国地域開発相が29日に明らかにした。

地域開発相によれば、今回の豪雨のために3900人以上が自宅を失った。

州当局によると、州都レシフェ周辺では土砂崩れによる死者も出ている。当局は危険が大きい地域の住民に対し、別の場所に避難するよう呼びかけていた。

レシフェ市内の学校は、避難してきた住民を受け入れている。

ボルソナーロ大統領は、軍が被災者の支援に当たると述べ、自身も30日に現地を視察に訪れると表明した。

当局者によると、ブラジル北東部は異常な豪雨に見舞われており、平年の5月全体の降雨量に相当する雨が24時間で降った地域もあった。

ブラジルではこの数カ月、豪雨被害が繰り返されている。昨年12月には北東部のバイア州で豪雨のためにダムが決壊して数十人が死亡、道路が完全に水没する被害が出ていた。

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