ドンバス地方の解放が「最優先」 ロシア外相
(CNN) ロシアのラブロフ外相は、ウクライナのドネツク州とルハンスク州からウクライナ軍を追い出すことが優先事項だとの認識を示した。
ラブロフ氏は仏テレビ局の取材に対し、「我々の絶対的な優先事項は、ドネツク州とルハンスク州の解放だ」と指摘。両地域はロシア連邦政府によって独立国家とみなされているとした。
ラブロフ氏は、ロシアがドネツク州とルハンスク州を併合するのかとの質問に対して、「これは併合ではない」と指摘。個別的自衛権や集団的自衛権を定めた国連憲章51条に基づいた、「ドネツク人民共和国」と「ルハンスク人民共和国」という主権国家からの要請による軍事作戦だと述べた。
ラブロフ氏は、他州については、それぞれが自身の運命を決めることができるとも述べた。ラブロフ氏は「ロシアとのつながりを断ちたくない望む人たちがいるウクライナの残りの地域については、行方を決めるのはこれらの地域の人々にかかっている」と述べた。