航空機がヒマラヤに墜落、22人全員死亡 ネパール飛行の危険浮き彫りに
ネパール軍による捜索は悪天候や視界の悪さに阻まれて難航したが、ヘリコプターによる捜索で30日に機体の残がいが発見され、遺体も見つかった。軍が公表した写真や動画には、機体の残がいが山の斜面に散乱する様子が映っている。
捜索救助隊は31日、全員の遺体を回収したと発表した。
ネパールは世界の14最高峰のうち、エベレストを含む8山があり、山々が連なる美しい光景で登山客に人気がある。
しかしこの地形を縫って飛行することは、特に悪天候下では難しい。しかも山奥の地域に到達するためには小型機を使う必要があり、事態は一層悪化する。
民間航空局によれば、定員19人以下の小型機は、こうした条件のために事故を起こしやすい傾向がある。