航空機がヒマラヤに墜落、22人全員死亡 ネパール飛行の危険浮き彫りに
エベレストへの入り口として知られる北東部ルクラの空港は、世界一危険な空港とも呼ばれる。山に囲まれた滑走路の先端は、切り立った崖で終わっている。
老朽化した機体も問題とされる。2015年には国連の国際民間航空機関(ICAO)が安全対策の支援に乗り出し、2年後にICAOとネパールは安全上の懸念に対応するためのパートナーシップを発表した。
安全基準はここ数年で改善されたものの、まだ課題は残っている。
16年には、今回と同じルートを飛行していたタラ・エア機の墜落事故が発生。使われていたのはツイン・オッターの小型機だった。
18年にはダッカからカトマンズに到着したUSバングラ航空の旅客機が着陸の際に墜落して炎上し、搭乗者71人のうち51人が死亡した。