ロシア軍、ドンバス地方で新たな侵攻の準備 ウクライナ軍は南部で反攻
(CNN) ウクライナ軍は、過去24時間で、北部と南部の両地域で戦闘が拡大していると報告した。ウクライナ軍は南部で攻勢に出ており、ドネツク州とハルキウ州ではロシア軍による砲撃が活発になっている。
ウクライナ軍参謀本部によれば、ロシア軍はハルキウ州で前進しようとしたものの、撃退された。
しかし、ロシア軍はハルキウ市の近郊や他の地域に対する砲撃を継続しているという。
当局によれば、ロシアとの国境に近いゾーロチウへの砲撃で2人が死亡した。
当局によれば、ハルキウ州ではロシア軍からの砲撃によって、7人が死亡したほか、34人が負傷した。
ウクライナ軍参謀本部によれば、スラビャンスク北部の前線に変化はなかった。ロシア軍による行動は全て失敗に終わったとしている。
ウクライナ軍参謀本部によれば、ロシア軍はドネツク州の南部で、一部地域に対するミサイルやロケットによる攻撃を行い、態勢の立て直しを図っている。
ロシア軍の狙いは、依然としてウクライナ軍が掌握している約45%の地域について、3方面から進攻することだ。
一方、南部では、ウクライナ軍がヘルソン州で前進しようとしており、ロシア軍の多くは守りに入っている。
ウクライナ軍参謀本部は12日、ロシア軍が占領地を保持して、ウクライナ軍の攻勢を阻止することに注力していると述べた。
ウクライナ軍によれば、ロシア軍の支配下にあるミコライウの一部ではロシア軍の弾薬庫3カ所が攻撃されたほか、ウクライナ軍のヘリコプターがロシア軍を攻撃した。