欧州覆う異常な猛暑 ポルトガルで46度超観測 各国が厳重警戒呼びかけ
13日に現場を視察したジェラルド・ダルマナン内相は記者団に対し、「今後数日は、特にフランス南部では警戒を強める」と語った。
猛暑は現在、スペインやポルトガルがある欧州南西部のイベリア半島でピークに達しており、数日後には北部や東部にも到達する見通し。
英気象庁は17日に向けて極度の高温に備えるよう促す異例の警報を出していたが、18~19日にかけても30度台半ばの猛暑が予想されるとして、警戒警報を延長した。
今回の猛暑では、英国の観測史上最高の38.7度を超える可能性もあると英気象庁は予想。所によっては週末から週明けにかけ、最高気温が40度を上回ることも予想されるとしている。
この影響で、弱者だけでなく幅広い層が健康被害や生命の危険にさらされる恐れがあると気象庁は指摘し、海や川に出かける人が増えれば水難事故のリスクも増大するとして警戒を促した。
道路の表面が溶けて通行できなくなったり、鉄道や空の便に遅れが出たりする可能性もあるとしている。