有志連合の基地にロケット弾、米兵1人負傷 米軍の空爆に報復か シリア
ワシントン(CNN) シリアにある有志連合軍の基地に24日、ロケット弾数発が撃ち込まれ、米兵1人が負傷した。米当局者が明らかにした。ロケット弾は、イランを後ろ盾とする組織を米軍が空爆したことに対する報復だったと思われる。
米当局者によると、ロケット弾は米軍が拠点とするシリア北東部の2つの基地に打ち込まれ、基地にいた米兵1人が軽傷を負って手当てを受けた。ほかに少なくとも2人が軽傷を負って診察を受けている。
米軍はロケット弾攻撃を受けて反撃し、車両3台とロケット弾の発射に使われた装備を破壊したとしている。攻撃に関与した2~3人も死亡したとみられる。
コリン・カール国防次官は24日の記者会見で「我々はちゅうちょなく自衛する」と述べ、「シリアを含めて世界中のどこであれ、イランを後ろ盾とする勢力の我が軍に対する攻撃を我々は容認しない」と強調した。
米国のジョー・バイデン大統領は23日、シリアでイランを後ろ盾とする組織に対する空爆を命じていた。その1週間ほど前には、イラクとの国境に近いグリーンビレッジ基地付近にロケット弾数発が着弾した。