台湾、正体不明のドローンを撃墜 中国に近い島で
(CNN) 台湾は1日、中国本土から数キロの距離にある台湾支配下の島の上空で正体不明の無人機(ドローン)を撃墜したと明らかにした。
ドローンは1日正午過ぎ、金門県の小島「獅嶼」の沿岸上空で発見された。獅嶼は台湾の実効支配下にある島で、中国・福建省アモイの沖合約4キロに位置する。
台湾国防部(国防省)の金門防衛指揮部によると、ドローンを追い払うために警告したものの効果がなく、撃墜したという。
金門一帯では4日間連続で正体不明のドローンが報告されているが、台湾が撃墜したのは初めて。
台湾軍の兵士は先月30日、金門付近を飛ぶ正体不明のドローン3機に信号弾を発射し、再び進入してきた1機に警告射撃を実施していた。
ドローンを飛ばしている主体は不明だが、中国外務省は今月1日、「その状況については認識していない」「(台湾が)緊張をあおろうとしても無意味だ」と述べた。