英エリザベス女王の子どもたち、棺を警護 チャールズ国王ら4人
(CNN) 英エリザベス女王の棺(ひつぎ)が安置されているウェストミンスターホールで16日、チャールズ国王やきょうだいのアン王女、アンドルー王子、エドワード王子が棺の警護を務めた。
ここ2日、軍の要員が絶えず女王の遺体の警護に当たっており、王族はそこに加わる形となった。
チャールズ国王は棺の頭の方に静かに立ち、頭を垂れた。アン王女とエドワード王子が両脇を固め、アンドルー王子は棺の足元に立った。
王室の伝統に反し、アンドルー王子は軍服を着て警護を務めた。慣習では王室の「実務メンバー」のみが式典で軍服を着ることになっているが、アンドルー王子は女王への特別な敬意の印として軍服着用を許された。
アンドルー王子は児童売春あっせんで有罪となった富豪、ジェフリー・エプスタイン被告とつながりがあったことを理由に、2019年に王室の公務から身を引いていた。
エリザベス女王の遺体は14日からウェストミンスターホールに安置されている。ウェストミンスターホールはウェストミンスター宮殿で最も古い部分に当たり、1952年に女王の父親ジョージ6世、2002年に母親エリザベス皇太后、1936年に祖父ジョージ5世、10年に曽祖父エドワード7世の遺体が安置された。