ウクライナ軍、東部ルハンスク州に進軍 SNSに画像
(CNN) 5日にSNSに投稿された複数の画像によると、ウクライナ軍は東部ドネツク州から隣接するルハンスク州に入り、同州の少なくとも一つの村落に進軍した。
写真の一つには、ルハンスク州に入ってすぐの位置にあるフレキウカ村で、ウクライナ軍の部隊が道路標識の周りに立ったり腰を下ろしたりする様子が映っている。
3月の開戦以来、ウクライナ軍がルハンスク州に進軍するのは初めて。
クレムリン(ロシア大統領府)はルハンスク州を強制併合した後、同州の全域がロシア領に当たると主張。だがここ数日、ウクライナ軍はハルキウ、ドネツク両州での攻勢を足がかりに複数の方向からルハンスク州に接近している。
SNS上の動画には、ドネツク州の町テルニにいるウクライナ兵の姿も捉えられている。テルニからルハンスク州クレミンナまでの距離は約20キロ。アナリストの間では、ドネツク、ハルキウ両州で後退しているロシア軍にとって、クレミンナが極めて重要な防衛線になるとの見方が出ている。
親ロシア派当局が数日前に行った「住民投票」の結果、ドネツク州やルハンスク州、中南部ザポリージャ州および南部ヘルソン州の大部分はロシアに併合された。プーチン大統領が先月30日に併合を承認して以来、ロシア軍はドネツク、ヘルソン両州で数百平方キロを失っている。