タイ保育施設の襲撃事件、死者36人に 子ども24人含む
目撃者の1人はロイター通信に、死者の大半は刺殺だったと語った。別の先生もロイター通信に、犯人は主に刃物を使ったと話した。
タイ警察のダムロンサク長官も、襲撃犯は子どもの殺害に「主に刃物を使用した」との見解を示した。「その後彼は外に出て、家に帰るまでの道すがら、会う人は誰でも銃や刃物で殺し始めた」と述べ、警察が自宅を包囲した後、家の中から自殺した容疑者を発見したとしている。
首相府の声明によると、事件はノンブアランプー県ウタイサワンナクランの子ども発達センターで起きた。同県は首都バンコクの北東約540キロに位置し、静かで平和な土地で暴力事件の発生は知られていない。
プラユット首相は7日、現地を訪れ犠牲者の家族と面会する予定。
スイスの小火器調査プログラムSASによると、タイでは民間人が保有する銃器が1030万丁余りに上り、国民100人当たり約15丁保有している計算になる。そのうち約620万丁が合法的な登録を受けているという。