キーウのエネルギー施設に攻撃、ドニプロでも ウクライナ当局
(CNN) ウクライナの首都キーウ(キエフ)のエネルギー施設が18日午前、少なくとも3回にわたりロシアの攻撃を受けた。大統領府の高官が明らかにした。
ウクライナ大統領府のティモシェンコ副長官はテレグラムへの投稿で、「同市左岸(ドニプロ川東側)のエネルギー施設に対して3回の予備的な攻撃があった」と明らかにした。
キーウのクリチコ市長も「今朝キーウで再び爆発があった。デスニャンスキー地区の重要インフラ施設だ」と述べ、当局が現場に向かっていることを明らかにした。
キーウではこの前日、イラン製の自爆型ドローンによる攻撃があり、少なくとも4人が死亡していた。
複数のウクライナ当局者によると、中部ドニプロの電力施設も18日、2回の攻撃で大きく損傷したという。
ウクライナのハルシチェンコ・エネルギー相は先週、CNNに対し、ロシアによる最近の攻撃で国内のエネルギーインフラのうち約3割が被害を受けたと説明。ロシアの新たな戦術について、ロシア産のガスや石炭の節約につながる欧州への電力輸出を狙ったものだとの見方を示していた。