中国共産党大会、きょう閉会 新たな中央委員を承認
(CNN) 中国で1週間にわたり開かれてきた第20回共産党大会が22日、閉会する。北京の人民大会堂では同日、非公開の閉会式が始まった。
党大会の主な役割の一つとしては、党の主要指導組織である中央委員会の新メンバー承認がある。国営新華社通信によると、党大会に出席している代表団は新中央委員を選出、承認した。
注目は習近平(シーチンピン)総書記に何らかの名誉称号が付与されるかどうかだ。習氏は2012年の就任以来、権力固めや個人崇拝を進めてきた。
党規約が変更される可能性もある。中国は17年の前回党大会で習氏の氏名と政治思想を党規約に盛り込み、習氏の地位を引き上げた。観測筋は今回も同様の変更があり、習氏の権威がさらに明記されるか注視している。
ただ、これ以上に注目されるのが23日の出来事だ。約200人の新中央委員は23日に初会合を開き、25人からなる政治局や、中国の最高意思決定機関である政治局常務委員会のメンバーを指名する。
習氏は党トップとして異例の3期目に入り、終身統治に道を開くとみられている。習氏の3期目続投は23日、指導部の入れ替えとともに決まるとみられる。