インド国防相、ロシアに「核使うな」との見解を伝達
(CNN) インドのシン国防相は26日、ロシアのショイグ国防相と電話会談し、「核の選択肢」は行使されるべきではないとの考えを伝えた。
インド国防省の報道機関向け声明によると、会談では「悪化するウクライナ情勢」が取り上げられ、シン氏は紛争の早期解決のため対話と外交の道の追求が必要とするインドの立場を改めて表明した。
その上で、核兵器あるいは放射性物質を含んだ兵器は人間の基本理念に反するとして、どちら側であれ核の選択肢は使われるべきではないと主張したという。
声明によると、ショイグ国防相はこれに対し「汚い爆弾」の使用による挑発行為の可能性への懸念を表明した。
ロシアはウクライナが同爆弾の使用を計画していると非難。ウクライナや西側の支援国はロシアのこの主張を退け、ウクライナ戦争を激化させるための口実として反論している。
インドのモディ首相は今年9月、ロシアのプーチン大統領と会談した際、「今は戦争の時代ではない」との苦言も呈していた