占領下のウクライナ南部メリトポリ、ロシアの拠点を「破壊」 市長
(CNN) ウクライナ南部メリトポリの市長は5日までに、同市にあるロシアの本部が3日の攻撃で破壊されたと明らかにした。
メリトポリは侵攻開始当初からロシア軍の支配下にある。
メリトポリのフェドロフ市長は記者会見で、「敵の本部がきのう破壊された。本部にいたロシア連邦保安庁(FSB)の特殊部隊員は殺されるか、負傷した」と述べた。
この施設には兵舎や装備品が置かれていて、防空網や立地を考慮すると最も到達するのが難しい目標の一つだという。
フェドロフ氏はまた、民間人の市外脱出は極めて難しい状況だとも述べ、以前はバシリウカ(占領地からウクライナ支配地へ向かう利用可能な唯一のルート)経由で1000人が避難していたが、「きょうは150~200人にとどまる」と述べた。
フェドロフ氏によると、一部の子どもは占領地域からクリミア半島やロシア本土に連れて行かれ、これまでに300人あまりの子どもが連行された。
メリトポリの児童が休み時間に外出することは許されず、ロシアの歴史を学び、ロシアの国歌などを歌うことを強制されているという。