ガザの集合住宅で大規模火災、建物内の全員死亡 パレスチナ
(CNN) パレスチナ自治区ガザの難民キャンプにある集合住宅で17日、火災が発生し、子どもを含む少なくとも21人が死亡した。パレスチナ自治当局が明らかにした。
ガザの内務当局によると、火災はジャバリア難民キャンプで発生した。これまでの捜査で、建物の内部から大量のガソリンが見つかっており、このために大規模火災になったとみられる。
当局者によれば、建物内にいた人は全員が死亡した。
一家全員が死亡した世帯もあると地元メディアは報じ、医師や自治体職員、薬剤師などの一家が犠牲になったと伝えている。
パレスチナ解放機構(PLO)のフセイン・アルシェイク執行委員会事務局長はイスラエルに対し、負傷者を病院に搬送するためエレツ検問所を開放するよう求めた。
イスラエルのベニー・ガンツ国防相は、人命救助のためにはそうすることが適切だとしながらも、搬送が必要な生存者はいなかったと思われると述べた。
エレツはイスラエルとガザの往来ができる数少ない検問所の一つで、イスラエル側が管理している。