トルコがシリア空爆、11人死亡 クルド勢力を狙った作戦
(CNN) シリア北部と東部で19日深夜、トルコ軍による空爆があり、ジャーナリスト1人を含む11人が死亡した。現地を実効支配する少数民族クルド人主体の武装組織「シリア民主軍(SDF)」が発表した。
SDFによると隣国イラクも空爆を受けたが、死傷者は報告されていない。
トルコ国営アナトリア通信は国防当局の話として、同国からの分離独立を掲げる非合法クルド人武装組織「クルディスタン労働党(PKK)」と関連組織「民主統一党(PYD)」、「クルド社会連合(KCK)」を狙った作戦だと伝えた。
トルコの最大都市イスタンブールでは先週、爆弾テロが起きて少なくとも6人が死亡、81人が負傷。当局はクルド人分離主義者による犯行だと主張したが、クルド勢力側は関与を否定している。