インドネシアでM5.6の地震、救助活動続く
インドネシア・ジャカルタ(CNN) インドネシアの西ジャワ州チアンジュール県で21日、マグニチュード(M)5.6の地震が発生した。人口が密集している地域で家屋や建物が損壊し、死者が出ている。救助隊ががれきをかき分けて生存者を発見しようとしている。
インドネシア国家防災庁(BNPB)によれば、地震による死者は62人。西ジャワ州の知事はこれより前、160人以上が死亡したと明らかにしていた。死者数が食い違っている理由は不明。
地震は現地時間午後1時21分ごろ発生した。米地質調査所(USGS)によれば、震源の深さは10キロ。
損傷した家屋を見つめる住民/Aditya Aji/AFP/Getty Images
写真には建物ががれきと化し、れんがや壊れた金属の破片が路上に散乱している様子が写っている。BNPBによれば、700人以上が負傷したほか、数千人が住む場所を追われた。
知事によれば、死者の大部分は子どもで、死者数は今後増える可能性が高い。
援助団体の「セーブ・ザ・チルドレン」によれば、今回の地震により子どもたちは教室からの避難を余儀なくされた。50校以上が影響を受けたという。