世界銀行、ウクライナに6400億円の追加支援 米が資金提供
(CNN) 世界銀行は、ウクライナがロシア軍の攻撃をしのぎながら「国や地域レベルで必要不可欠なサービスと中核的な政府機能を維持」できるよう、追加で45億ドル(約6400億円)を支援するとの声明を発表した。
世銀によると、この資金は米国が提供し「病院職員や政府・学校職員の賃金、高齢者の年金、公務員の給与、弱者のための社会プログラム」の支援に充てられる。
世銀のマルパス総裁は「戦争が続き、インフラの破壊が深刻化する中、ウクライナの人々に緊急支援を行うという我々のコミットメントはこれまでと同様に揺るぎないものだ」と述べた。
さらに「今回の米国からの寛大な追加の資金提供は、ウクライナが深刻なエネルギー供給の混乱と寒さに直面している重要な時期に行われた。世銀グループは、ウクライナ政府が国民の切実なニーズに対応できるよう、今後もあらゆるリソースを活用していく」とマルパス氏は説明した。
ウクライナのシュミハリ首相も22日、ツイッターで世界銀行からの追加の資金援助を発表した。シュミハリ氏は、この資金はウクライナの「冬の緊急のニーズに応える」のに役立つと述べた。