ウクライナで緊急停電 気温急降下で供給不足に

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雪に覆われたキーウの聖ソフィア大聖堂/Ukrinform/Shutterstock

雪に覆われたキーウの聖ソフィア大聖堂/Ukrinform/Shutterstock

(CNN) ロシア軍によるインフラ攻撃で電力不足となり、計画停電を導入しているウクライナのエネルギー企業が21日、さらに緊急停電を余儀なくされた。

この日はウクライナ各地で気温が急降下した。ゼレンスキー大統領は定例演説で、限られた供給能力を電力需要が上回ったための停電と説明した。

首都キーウの気温は今後少なくとも10日間、0度前後で推移する見通し。

ウクライナ最大のエネルギー供給企業ヤスノによると、緊急停電の影響は100万近い世帯と事業所に及んだ。

同社のコバレンコ最高経営責任者(CEO)は、寒さがさらに本格化する前に電力供給を回復させるため作業を急いでいると述べる一方、日常的な停電は少なくとも来年3月末まで続くだろうと予告した。

コバレンコ氏は同社のフェイスブック・ページへの投稿で、電力網への新たな攻撃がないと仮定した最善のシナリオでは、電力不足の負担を全土で平等に分散させることも可能だと指摘した。

だが攻撃で電力網に大きな損傷が起きた場合は、緊急停電が長期化する恐れもあると指摘。最悪のシナリオに備えて暖かい衣服や毛布、備蓄品を用意しておくよう市民に呼び掛けた。

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